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ひとりひとりが誇りを持てる会社を
目指してダイバーシティを推進

 

株式会社池田模範堂
代表取締役社長
池田嘉津弘様


我が社のヴィジョンとダイバーシティの取り組み
ダイバーシティに取組むきっかけとなったのは、2007年度に長年の目標だった売上げ
100億円を突破し、会社にとって大きな節目を迎えたことです。
売上げ100億円という大きな目標を突破して、次にどうするかとなった時、
改めて会社としてありたい姿をヴィジョンとして作り上げることにしました。
-私達は一人一人が誇りの持てる「いい会社」を目指します-
これが弊社のヴィジョンです。ヴィジョンにある「いい会社」になるためには、
「どういう人材を育成するのか」ということがとても大切です。
私たちが目指す人材像は、ヴィジョンの中にある
「私達はお互いを人間として尊重しあってチームプレーに徹し、
活力あふれるいきいきとした集団になります」という、この一文に表わされています。
ここからダイバーシティへの取組みが始まったわけです。

今は以前と違い、男性ばかり女性ばかりだった職場に、性別に関係なく男女ともに配属され、
定期的な部門間の異動をするようになり、社員は自分の従来の担当業務だけを
熟知していればいいという状況ではなくなってきました。
会社が大きくなるにつれて、ひとりひとりが成長することがますます重要になってきたのです。

また、転勤などで文化の違う社員が混在するようになった時、
異質な人をどう受け入れていくかということがとても重要となり、ダイバーシティに積極的に取組むことになりました。
「自らの成長に挑戦し、共によろこびと感動を味わおう!」というのが弊社の人事理念です。
売上や製品作りができるだけでなく、自分自身が成長してほしい、また、自分だけの成長ではなく、
チームとして喜びを共に味わえる人、チームプレーができる人、
分かり合える人に育ってほしいという想いがこの人事理念にはこめられています。

ダイバーシティ研修の導入による変化
Adore la vieの研修を既に5回実施し、主だった管理職はほとんど受講し、
全社員の約4分の1にあたる65名が受講しています。
受講した社員の中には、今までは部下に対して「なんでこんなことを言うんだ!?」と怒りを感じて終わっていたのが、
「タイプが違うのかもしれない」と思って話をよく聞いてみると、「言っていることは自分と同じじゃないか」ということがわかり、
研修を受けていなかったら気づかなかった、と話す社員もいました。

また、部下とのコミュニケーションで悩んでいた社員が受講したところ、
部下との関わりにおいても、本人自身にも余裕ができたという事例もあり、
こういう話を聞くと、研修をやって本当によかったと思います。
営業でも、支店長同士でお互いのタイプの話をするようになったと聞いていますし、
東京の営業部には、研修で使っている性格検査のMBTIのタイプテーブルを貼ってあり、
部内でお互いを尊重し、タイプにあったコミュニケーションを取るよう心掛けているそうです。
タイプを意識してコミュニケーションを取ると、不必要な軋轢を生まないで済むということもあり、
役に立つ研修であるという認識を皆が持っているようです。

研修の中で、多様性(社内で異質と感じる人とどうかかわるか)についてディスカッションの時間があるのですが、
その中で「研修を受けて、もっと周りの人とコミュニケーションを取ろうと思った」と多くの受講生が話していると聞いています。
研修を受けて、受講生自身が自ら接し方を変えたいと感じているようです。

また、今回、階層別ではなく部門を超える形で開催しました。部門ごとに研修をすると同じタイプに偏る可能性もありますが、
合同で開催したことにより、いろんなタイプを知ることができ、違いを実感してもらったのも良かったと思っています。

経営者として実感した研修の効果
私自身も研修を受講しました。
私自身の変化としては、以前は、相手に期待通りのリアクションがないと、
ネガティブな感情を抱くこともありましたが、タイプが違うということを意識すると、
「今は考えているところでリアクションするタイミングではないのかも…」と相手のことを考える余裕ができた気がします。
相手によって接し方を変えることがとても大事であるということがわかりました。
期待したリアクションがないのは、悪意があるわけではなく、
その人にとっては自然なことなのだということ、
同じ日本人でもタイプが違うということは、外国人と接するのと同じくらい本当に違うということに改めて気づきました。
研修に参加して得た気づきは、家族とのコミュニケーションでも活かしています。
相手に対する捉え方が変わることで、ゆとりができますね。
不必要にイライラしなくなるということがこの研修の最大のメリットかもしれません(笑)

受講者にも、「本音としてどうなのか?」という感想を聞いたところ、
コミュニケーションで悩んでいる人も多く、ほとんどの方が役立っているという感想でした。
この研修では、タイプが違うことによるお互いの捉え方の違いが、
かなり具体的に実感できるということが重要だと思っています。
こんなに捉え方が違うならコミュニケーションの仕方を考えなくてはいけないと
気がついた受講生が多かったというのがこの研修のすばらしいところですね。

また、吉武さんには受講生をうまく包み込むように接して頂き、
何を言っても大丈夫という安心感を作って下さったので、
研修を実施するとすぐによい評判が広がりました。
今後も、リーダークラスの人にもっともっと受けて頂き、日常の中で活かしてもらいたいと思っています。

社員の人間的成長が「いい会社」をつくる
お客様に対してもっとよいものを作っていくことがこの会社の存在意義です。
最初は「虫刺されのムヒ」から始まりましたが、今は「肌トラブルならムヒ」と変化していますし、
弊社は、お客様のお悩みを薬で解決する会社ですが、その領域を広げてきています。
広げていくということは、チャレンジであり、とても難しく大変なことですが、
チャレンジを続けることは会社の成長につながりますし、お客様にも喜んで頂けます。
そして、領域を広げていくためには、社員が成長することがとても大事です。

また、1人だけの成長では不十分で、1人1人が成長して初めてお客様に喜んで頂ける仕事ができます。
自分の仕事を熟知するだけではなく、他の人がやっていることもわかり、
全体をよくするためにこうしようと考え行動できる社員が集まると、
内容の濃い、そして「いい会社」になると思っています。

また、個人能力を向上させるだけでは限界で、
私は人間的な成長を1つの柱としてやっていきたいと思っています。
人間的な成長は、目に見えないし、即効性もありませんが、意識してやらないと進みません。
スキルの向上と、人間的な成長がともにあることは、
社員にとっても会社にとってもよいことですし、よりよい商品を生み出すことでお客様にも喜んで頂くことができます。
会社として領域を広げるためには、人間的な成長は必須だと思っています。
「池田模範堂は製品もいいけど、社員もいいね」と言ってもらえることが、
「いい会社」になっていることだと思っています。